令和4年2月18日 病院長より
一昨年春から新型コロナ感染症に対し、職員個人及び病院全体に於いて、入院患者様に感染をさせないように懸命に取り組んで参りました。
しかし、今月初めに病棟へ侵入させてしまい、感染力、広がりの速さに、愕然としながらも、ご家族様から託された大切な患者様を守りたい一心で、職員一同現在も治療と看護に取り組んでおります。
感染が判明した直後から関係機関に報告を行いながら、懸命に対応を継続しておりますが、合併症を患っている方の中には肺炎様症状が急激に悪化した方や、身体的合併症が目立たない方の中にも急激に酸素の取り込みが悪くなる方もいらっしゃいました。
このような状況の中、所管の保健所と連絡を取り合いながら転院の相談も致しましたが叶う病状でなく、大切な命をお守りすることができなかった7名の患者様と、ご家族様に心からお悔み申し上げます。
まだ通常の診療に戻るには時間がかかりそうですが、引き続き収束に向けて全力で対応をしていく所存です。
これ以上新型コロナ感染症でお亡くなりになる方が出ないように、患者様の一日も早い回復に向け、診療を第一優先にさせていただきます。
令和4年2月18日 |
一 陽 病 院 |
院 長 諸隈 陽子 |